記録

布団と過眠症と私

221215 記録

・見えづらい困り事が一番困る

私は前歯の並びが割ときれいなのに、奥歯にはトラブルが起きまくっている。なんなら必要な歯が生えていない。その困りごとについての記録。面白いので。

 

論文をpublishしきって残すは博論だけ、という状態になって、時間にも心にも余裕が出てきた。そこで、行こう行こうとは思っていた歯科大学病院についに行った。

 

・私と歯との戦い(10代・アゴ狭すぎ編)

そもそも私と歯についての戦いは15年くらい前から戦いは始まっていた。まだ小学生だった頃にアゴが狭くて歯並びがひどい、直したほうが良い、と言われてアゴを拡張してから矯正するという荒業をしていた。(仮にその矯正歯科の先生をS先生と置こう。今回の話、登場人物が多すぎる。)S先生は良心的な価格で的確な矯正治療をしてくれる先生で、当時まだ保険適用でなかった小児の矯正歯科を頼むならココだ、と母が口コミを得て選んだのだ。ただし!家から1時間ぐらいかかる。遠すぎ。

中学生ぐらいのときに、主要な矯正を終えて上の前歯の歯並びや下の真ん中の歯がねじれている(?)件などが解決した。以降、思春期やら大学受験やら大学生活やらで歯医者に1時間もかけて行ってられるかよ、という状況になりすっかり足が遠のき、おそらく最後にS先生のメンテナンスを受けたのは学部2年のときだった。

 

・私と歯との戦い(23歳・虫歯ができた編)

しばらく音沙汰のなかった歯との戦いが再燃したのは修士2年のとき。右上の奥歯が急に痛くなり、大学近くの歯医者(UクリニックF先生)に行ったらガッツリ虫歯だった。将来虫歯にならないように矯正したはずなのに、愚かすぎる。泣く泣く銀歯に。

このF先生のところでレントゲンを撮ったところ、普通の20代であれば生えているはずの歯が埋まっていることが明らかになる。左上の奥歯(7番というらしい)と左下の奥歯(これも7番)。親知らずも埋まってる。横向きに埋まってる。もはや生える意思を感じない生え方。

S先生にかかっていた頃はまだ小さかったから、いつか生えるか~と話していたやつだ。お前まだ埋まってたんかい。

F先生のところでは右下の7番の虫歯も直してもらったのだが、ケチってレジンで埋めてもらってしばらく放置してたらこれが新たな火種になる。(後述)

 

・私と歯との戦い(24歳・たらい回され編)

コロナ禍でしばらく通院できなくなったあと、親知らずが気になってきたので再びF先生のUクリニックに行く。抜歯の難易度が高そうなのでクリニックに来る口腔外科の先生(仮にA先生とする。名前忘れた)に頼むが、矯正も必要になるだろうから過去にお世話になった矯正の先生がいるならまずはそこに相談するように、と言われる。

後日矯正のS先生に聞いたところ、抜歯と矯正が必要になると言われる。ただしF先生のところで言われたプランと似ているので(Uクリニックには矯正歯科の先生も来る)、だったらUクリニックでも良いか、という結論になり終わる。

この結論を持ってUクリニックに戻り、歯科医F先生と口腔外科A先生と3人で話していたら、「矯正する気があるなら矯正歯科S先生に抜歯の指示を出してもらうべき」と言われる。えええ。口腔外科A先生には決定権がなく、誰かの指示でないと抜歯ができないらしい、ということをここで知る

再度S先生のところに戻る。矯正の方針は色々あるがまずは口腔外科A先生に抜歯してもらってS先生のところで矯正しよう、と言われ、指示書を出してもらう。

ここで私、忙しすぎてしばらくのブランク。痛恨のミス。

 

・私と歯との戦い(25歳・研究が忙しすぎる編)

しばらくしらばっくれていた歯医者だが、右下の奥歯が痛くなってきて無視できなくなってきた。UクリニックF先生を受診。親知らずはS先生からの指示書もあるし口腔外科A先生に抜いてもらおう、という話になる。

迎えた口腔外科A先生の診察日。ついに抜歯されるのか、と思ってたら「指示書が数ヶ月前のものだし(←これは私の過失)、"抜いてください"としか書いてない、この歯並びはそんな簡単に抜けるもんじゃない、S先生のところで再度状況を整理して大学病院の紹介状を書いてもらえとキツめに言われる。思わず泣いてしまう25歳。我ながら驚きの展開。

…っていうか口腔外科A先生は元々矯正歯科S先生の指示を受けて抜くって言ってましたよね?私がもらってきた指示書は何だったんすか…

 

・私と歯との戦い(26歳前半・虫歯しんどい編)

25歳の終わりの方で私は別の病気をして入院してしまい、就活もあってすったもんだ、ようやく落ち着いた頃にUクリニックの歯科医F先生の診察を受ける。

以前レジンで埋めていた右下奥の7番を埋めなおしましょう、と言われてレジンを外すとあらビックリ、意外と虫歯が進んでいた。虫歯部分を削る段階で冷や汗かく痛さ、もう二度とこんな目にあいたくない私は再発確率が下がるセラミックで埋めることに。自費~~!

虫歯はもう嫌なので親知らずを何とかする意思を強く持った私。入院して服用している薬が増えたこともあり、親知らずの相談は大学病院に行くことにした。F先生は「紹介状は書きますよ」というのだがどこに行くべきかは教えてくれない。そんなあ…

 

・私と歯との戦い(26歳後半・大学病院に行く編)

とりあえず無難そうな大学病院に紹介状を書いてもらい、初診に行く。レントゲンのあとにCTまで撮る。ようやく診察。

すると大学病院口腔外科のY先生が険しい顔をして「F先生の紹介状には"親知らず抜いてください"しか書いてないので困る、どこの親知らず抜いてくださいなのか明確に書いてもらって」と言われる。もうこれって誰が悪いんだ?歯科医F先生?矯正歯科医S先生?口腔外科A先生?わたし?わたしの歯並び?あ、それか。

そこで私は「色々すったもんだあってどうすれば良いか本当に分からないんです。。。」と正直に伝えたところ、「じゃあうちの矯正歯科の先生と話してみる?」と提案してもらう。口腔外科Y先生、あなたは神?

そんなわけで急きょ矯正歯科のM先生を紹介してもらう。経験豊富そうで明確な言葉で説明してくれる先生だ。

 

矯正歯科M先生が話してくれた結論はこう。

「あなたの歯並びはなぜか生えるはずのものが生えていない、それを正しい位置に生やすことを第一に考えるべきだが、そのためには親知らずを抜く必要がある。ということは矯正歯科と口腔外科が連携できる大学病院で処置をするのが一番いい。」

諸先生がた……最初からそう言ってよ……

 

そんなわけで次回!「私と歯との戦い(27歳・肝心のタイミングで引っ越す?編)」に続く!(はい?!)